2012年4月4日水曜日

今日のいい話

このあいだ、1歳になる娘を初めて動物園に連れて行った。
象を見たとたん、娘の目の玉が飛び出しそうになった。
そして、初めてアイスクリームを買い与えたときの喜びようといったら、とどまるところを知らなかった。

小さな身体をくねらせ、瞳を輝かせて、大きく顔をほころばせた。
たしかに象は驚くべき生き物だし、アイスクリームは何度口にしても最初のときと変わらずおいしい。

だが、大人は驚きの心を失くしてしまっているから、子供ほどありがたみを感じられないのだ。
驚くことにかけては、子供に勝る教師はいない。
驚きは生まれたときから自然に備わっているが、生きることに無感覚になるにつれて、見失いがちだ。

驚くことは、生きることに驚かされたいという意欲の表れであり、感謝の念は驚くことから湧き出るものだから、
感謝の訓練を積むには、夕焼けの神々しさや、肩を揉んでもらう贅沢さや、

他人の親切といったことに驚きの念をかき立てられる必要がある。

大人であることの問題点は、関心を失っていることだ。
ああ、いつものきれいな夕焼けか。
いつもの豪華な食事か。
いつもの誕生日プレゼントか…。

驚きの感覚はすぐにでも取り戻すことができる。
五感を開け放ち、世界を新しく自分のなかに取り込むだけでいい。

ゆとりをもち、初めてのようにまわりの世界を五感で感じれば、絶えず驚きに触れられる。
驚きに触れるとき、最も平凡で、最も非凡なもののありがたみがわかるのだ。
 
 
実は毎日が違うんですよね。
 

1 件のコメント:

peko さんのコメント...

ん~
賢いなぁ・・・

今日が最後と毎回思いながらテニスしたら、違うでしょうね~