歯の浮くようなヒョンビンの言葉に引くメグミ、のくだりにウケました(笑)
確かに、確かにっ!
その場でそんな甘いセリフ言ってるの聞いてたら、
口から砂ザラザラ吐く勢いで笑っちゃうかも★(爆)
・・・否、実際は『微笑ましいな~❤』って感じで笑っちゃうと思いますけど♪
っていうか、そういう事は2人っきりの時にして下され~!(*>∀<*)
ってな訳で、つなぎ方に方向性の見えない小説、入りま~す!
**************************
「マイコっ!・・・どっ、どうしたの!?」
まるで、非現実的な韓国ドラマのような展開に混乱した頭を冷やそうと
ラウンジ外へ出たマイコは、待合スペースのソファで心配そうに
待っていたメグミに呼び止められた。
メグミの口調から察するに、マイコはまるで夢遊病者のように
フラフラと歩いていたようだ。
「それが・・・、ヒョンビンとママが韓国で、ミナさんは韓国と親子で、
ハングルハングルっ・・・!」
「マイコ、落ち着いてっ!」
あからさまに動揺しているマイコに深呼吸を促すメグミ。
「スーっ、ハー・・・。
ミナさんがヒョンビンのママで、ヒョンビンは韓国の皇族だ、って!!」
これ以上あり得ない事はない、といわんばかりに吐きだすマイコに対し、
一瞬大きく目が見開いたものの、すぐに何かを悟ったような表情になるメグミ。
「・・・そっか、そういう事だったんだ・・・」
「えっ!?・・・それ、そういう意味ですか?」
「・・・とりあえず、ミナさんとヒョンビンのいる場所に戻ろうか?」
メグミはやおら立ち上がり、マイコと共に歩き始めた・・・。
ラウンジでマイコ達がてんやわんやしている頃、
加藤さんは最上階の部屋にある人物を呼んでいた。
「こんにちは。待ってましたよ」
自分が呼ばれた理由に心当たりのないリョウは、
いかにも興味なさそうな態度で部屋へと足を踏み入れた。
「キミとは一度、ちゃんとゆっくりお話しようと思ってたんですよ」
いつになく改まった加藤さんの様子に普段と違う空気を感じ、
ポケットに入れていた手を出して近くのソファに座るリョウ。
「さて、どこからどうお話しましょうかね・・・」