何だか最近めっきりと小説ブログと化しているような
気がしますが・・・(笑)
しかし、ミクロ作家さんといいピンクレディース作家さんSといい、
空想力が凄くて本当に感心しっぱなしです (*゜O゜*)
何であんなに面白い話を思いつけるのか・・・。
思いつかないよ、考えつかないよ、凄すぎるよ~!!
・・・という訳で、私の更新はハンバーグのつなぎ程度に
思って下さると嬉しいです(爆)
*******************
自慢のキムチを振舞うミナ姉さんに
その美味しいキムチに感激するメグミ、
そしてナンダカンダで仲良しなマイコ&リョウ姉弟の
一連の会話を、まるで面白おかしいものでも見るかのような
目で眺めるツ・ダンピョン。
それはまるで、使える小説のネタを発見してほくそ笑んで
いるかのようだった。
「そういえば、『黒煙の塔』にもこんな感じの湖 出て来たな・・・」
「えっ、何?それ??」
おもむろに呟くマイコの言葉に、ミナ姉さんとメグミも反応する。
「先の展開が全く読めないツ・ダンピョンワールド全開!
って感じの小説で、めちゃくちゃ面白いんですよ~!!」
興奮気味にまくしたてるマイコを見て呆れたような表情のリョウを
尻目に、ますます興味津津なミナ姉さんとメグミ。
その横で、ツ・ダンピョンがニヤリと笑ったような気がした・・・。
2010年9月11日土曜日
2010年9月10日金曜日
寺本舞の金曜日★
みなさんこんにちは(*^_^*)
昨日髭爺がブログをさぼりました・・・
今は、外のウッドデッキづくりに必死なので
お許し下さいませ・・・(笑)
皆さん、女子のリレーブログはどうですか??
今日はこれからものすごいことになりますよ~~★
では、お楽しみください・・・
★~★~★~★~★~★~★~★~★~★~★
『第2章 出会い』
ミナさんのキムチはとてもおいしかった。
そしてそんなキムチにケチをつけた男を見てマイコは
驚いた。
「リョウ!?なんでここにいるの!?」
リョウはキョトン顔でマイコに
「久しぶり。」と答えた。
ミナさんとメグミ先輩はとてもワクワクしたような顔で、
「何~?二人とも知り合い~~??」とからかうように聞いた。
マイコは苦笑いをしながらミナさんとメグミ先輩に答えた。
「紹介します。私の弟のリョウです・・・。」
「姉ちゃん!何でこんなとこおんねん!!名古屋でテニスしたら
ええやん!!」リョウは焦る口調でマイコに言った。
「あんたいつから関西弁になったの?」
マイコは小馬鹿にしたような態度でリョウに言った。
リョウは大学から兵庫で一人暮らしをしていた。
4年も経たないうちに関西かぶれになってしまったリョウに
対して声を荒げてマイコは笑いだした。
そのやり取りを隣のテーブル席で見ていたツ・ダンピョン。
マイコの大好きな小説『黒煙の塔』の作家だということを、
まだマイコは知らないのであった・・・。
昨日髭爺がブログをさぼりました・・・
今は、外のウッドデッキづくりに必死なので
お許し下さいませ・・・(笑)
皆さん、女子のリレーブログはどうですか??
今日はこれからものすごいことになりますよ~~★
では、お楽しみください・・・
★~★~★~★~★~★~★~★~★~★~★
『第2章 出会い』
ミナさんのキムチはとてもおいしかった。
そしてそんなキムチにケチをつけた男を見てマイコは
驚いた。
「リョウ!?なんでここにいるの!?」
リョウはキョトン顔でマイコに
「久しぶり。」と答えた。
ミナさんとメグミ先輩はとてもワクワクしたような顔で、
「何~?二人とも知り合い~~??」とからかうように聞いた。
マイコは苦笑いをしながらミナさんとメグミ先輩に答えた。
「紹介します。私の弟のリョウです・・・。」
「姉ちゃん!何でこんなとこおんねん!!名古屋でテニスしたら
ええやん!!」リョウは焦る口調でマイコに言った。
「あんたいつから関西弁になったの?」
マイコは小馬鹿にしたような態度でリョウに言った。
リョウは大学から兵庫で一人暮らしをしていた。
4年も経たないうちに関西かぶれになってしまったリョウに
対して声を荒げてマイコは笑いだした。
そのやり取りを隣のテーブル席で見ていたツ・ダンピョン。
マイコの大好きな小説『黒煙の塔』の作家だということを、
まだマイコは知らないのであった・・・。
2010年9月8日水曜日
苛立ち
エミコは、二人の男を追いかけた。
男たちの格闘が非常用らせん階段の隙間から見える。
(やめて!やめて!・・・誰か助けて!・・誰か・・お願いやめて!・・)
黒い服を着た男がわめき散らしながら、走り去っていく。
あの人が、腹部を抑えながら、くの字に折れ曲がっていた。
「いやー!やめて!・・しかっりして!・・しっかりして!・・津山さん!!」
エミコは津山の頭を抱きかかえると、溢れ出す涙をこらえもせず、津山を呼び続けた。
(津山?・・そうか・・俺は、津山という名前だったか・・・エミコちゃんが泣いている・・・)
俺は、気の遠くなるような痛みに中で、黒い服を着た男に刺されたことを思い出し、
目の前で、呼び掛けるエミコを認識した。
しかし、声が出せない。返事ができない。
俺の頭を抱え込むエミコの腕が優しかった。
そして、とてもいい匂いがした。
それは嗅覚で感じる匂いではなかった。
もっと奥のほうから、俺の胸の奥が感じた匂いだった。
「津山さん!・・返事をして!・・誰か!・・誰か!・・助けて!」エミコは叫び続けていた。
(大丈夫だから・・・。・・大丈夫だって・・・。いい匂いだ。気持ちいいな。・・ごめん、こんな時に。)
俺は、絞り出すように必死で声を出した。
・・・・だ、だいじょーぶ・・・。
あの くろ・・ふく・・やろーめ・・。
あいつは、どろぼーしっかくだぞ・・
刺す気が無かったことは、分かってるよ
こんなことしたら、窃盗じゃなくて、強盗殺害か
強盗致傷になっちまうってんだ。
まあ俺は死なないから、強盗殺人にはならねーようにしてやるけどな
大体、あいつはドロボーのくせに
それほど、トレーニングしてないって言うんだ
らせん階段を逃げる後ろ姿を見たときに、俺にはすぐに分かったね
あいつには、ラダートレーニングや、サイドステップ、バランストレーニングも足りてねー
らせん階段の遠心力で、相当身体が外に持ってかれてたな
あれじゃーサイドに振られたときに、一生戻ってこれねー
つまり、先に走らされたら終わりってことだ
ポイントの最初から、ガンガンに攻め続けなきゃいけねー
それは、しんどいゲームになるよ
リスク、山の如しって感じだ
調子が悪い時は、はい、さようならってタイプの選手になっちまうんだ・・・
まったく、しょうがねー野郎だ・・・・
津山は意識がもうろうとする中で、黒い服を着た男に苛立っていた。
エミコは、目を閉じたまま、矢継ぎ早にまくしたてた津山をじっと見つめていた。
(分かった・・分かった・・もう、無理にしゃべらないで・・お願い・・)
そして、再び、意識を失った津山をそっと抱きしめた
救急車のサイレンが、徐々に近づいていた
知多の海が一望できる高級リゾートマンションの下には
野次馬たちが、小さな人だかりを作っていた
エミコは祈るように呟いていた
(神様・・お願い・・あの人の命だけは・・・)
男たちの格闘が非常用らせん階段の隙間から見える。
(やめて!やめて!・・・誰か助けて!・・誰か・・お願いやめて!・・)
黒い服を着た男がわめき散らしながら、走り去っていく。
あの人が、腹部を抑えながら、くの字に折れ曲がっていた。
「いやー!やめて!・・しかっりして!・・しっかりして!・・津山さん!!」
エミコは津山の頭を抱きかかえると、溢れ出す涙をこらえもせず、津山を呼び続けた。
(津山?・・そうか・・俺は、津山という名前だったか・・・エミコちゃんが泣いている・・・)
俺は、気の遠くなるような痛みに中で、黒い服を着た男に刺されたことを思い出し、
目の前で、呼び掛けるエミコを認識した。
しかし、声が出せない。返事ができない。
俺の頭を抱え込むエミコの腕が優しかった。
そして、とてもいい匂いがした。
それは嗅覚で感じる匂いではなかった。
もっと奥のほうから、俺の胸の奥が感じた匂いだった。
「津山さん!・・返事をして!・・誰か!・・誰か!・・助けて!」エミコは叫び続けていた。
(大丈夫だから・・・。・・大丈夫だって・・・。いい匂いだ。気持ちいいな。・・ごめん、こんな時に。)
俺は、絞り出すように必死で声を出した。
・・・・だ、だいじょーぶ・・・。
あの くろ・・ふく・・やろーめ・・。
あいつは、どろぼーしっかくだぞ・・
刺す気が無かったことは、分かってるよ
こんなことしたら、窃盗じゃなくて、強盗殺害か
強盗致傷になっちまうってんだ。
まあ俺は死なないから、強盗殺人にはならねーようにしてやるけどな
大体、あいつはドロボーのくせに
それほど、トレーニングしてないって言うんだ
らせん階段を逃げる後ろ姿を見たときに、俺にはすぐに分かったね
あいつには、ラダートレーニングや、サイドステップ、バランストレーニングも足りてねー
らせん階段の遠心力で、相当身体が外に持ってかれてたな
あれじゃーサイドに振られたときに、一生戻ってこれねー
つまり、先に走らされたら終わりってことだ
ポイントの最初から、ガンガンに攻め続けなきゃいけねー
それは、しんどいゲームになるよ
リスク、山の如しって感じだ
調子が悪い時は、はい、さようならってタイプの選手になっちまうんだ・・・
まったく、しょうがねー野郎だ・・・・
津山は意識がもうろうとする中で、黒い服を着た男に苛立っていた。
エミコは、目を閉じたまま、矢継ぎ早にまくしたてた津山をじっと見つめていた。
(分かった・・分かった・・もう、無理にしゃべらないで・・お願い・・)
そして、再び、意識を失った津山をそっと抱きしめた
救急車のサイレンが、徐々に近づいていた
知多の海が一望できる高級リゾートマンションの下には
野次馬たちが、小さな人だかりを作っていた
エミコは祈るように呟いていた
(神様・・お願い・・あの人の命だけは・・・)
2010年9月6日月曜日
ピンキーの月曜日
・・・・・・・・・・
加藤さん 話長いわ・・・ ミナは心でつぶやきながら、辺りを見渡した。
「あら?メグちゃんの横にいるのは・・・・」
薄いピンクのTシャツをきたマイコだった。
輝くような笑顔がひときわ目立っていた。
「パーマをかけたら林家パー子だわ・・・」
ミナは自分がパー子と言われている事は、全く知らないのである。
長い長い加藤さんの演説も終わり、早速練習が始まった。
その輝く笑顔のマイコは、豪快なダブルハンドで男子も打ち返せない程の球を打っていた。
「やるじゃない・・」ミナは、さりげなくコートに入り順番をまった。
「打ち負けないわよ」
ボールを持って 「お願いしまーす」・・と、ここ一番の笑顔でボールを打とうとしたら
何と、相手がツ・ダンピョンだった。
「なんで・・・」
思わず、声に出してしまった。
・・・そうだった、並ぶ所を間違えたわ。順番からしたら逆サイドにいるべきだった・・
マイコに向けての最高の笑顔も、ツ・ダンピョンにしてしまった。
そんな事も知らず、ツ・ダンピョンは韓国女優とテニスが出来ると浮かれていた。
結局、順番の読みが出来ないミナは、すれ違ったままマイコと打つ事はなかった。
一日の練習が終わって、その夜はコート横でバーベキューをするのである。
このバーベキューで欠かせないのが、韓国直送のキムチなのである。
「さあ、今回もミナさんがキムチを持ってきてくれました」
加藤さんが、そう言ってお皿に盛りつけたキムチを並べた。
一番に手をつけたのは・・・・そう、ツ・ダンピョンだった。
あっという間に、お肉よりも早くキムチがなくなるのだ。
皆は、韓国女優が韓国から持ってくるキムチが大好きなのである。
マイコは、初めて食べるキムチに驚いていた。
「こんな美味しいキムチ初めて❤」 メグミもこのキムチを食べたくて合宿に参加しているのだ。
ミナは満足そうに、カラにになったお皿を眺めていた。(今回もちょうどイイ漬け具合だわ・・・)
心でそう思っていた時、隣で「今回のキムチはいまいちやな・・・」
お調子者のリョウだった。
・・・・ミナは、ぐっとこらえた。
「私の漬けたキムチにケチをつけるなんて・・!」
韓国で女優をしているはずのミナは、実はキムチを漬けに行っているのである。
「メグちゃん、どう?このキムチ」
ミナはどうにかマイコに近づきたくて、話しかけたのである。
・・・・・・・・・・・
加藤さん 話長いわ・・・ ミナは心でつぶやきながら、辺りを見渡した。
「あら?メグちゃんの横にいるのは・・・・」
薄いピンクのTシャツをきたマイコだった。
輝くような笑顔がひときわ目立っていた。
「パーマをかけたら林家パー子だわ・・・」
ミナは自分がパー子と言われている事は、全く知らないのである。
長い長い加藤さんの演説も終わり、早速練習が始まった。
その輝く笑顔のマイコは、豪快なダブルハンドで男子も打ち返せない程の球を打っていた。
「やるじゃない・・」ミナは、さりげなくコートに入り順番をまった。
「打ち負けないわよ」
ボールを持って 「お願いしまーす」・・と、ここ一番の笑顔でボールを打とうとしたら
何と、相手がツ・ダンピョンだった。
「なんで・・・」
思わず、声に出してしまった。
・・・そうだった、並ぶ所を間違えたわ。順番からしたら逆サイドにいるべきだった・・
マイコに向けての最高の笑顔も、ツ・ダンピョンにしてしまった。
そんな事も知らず、ツ・ダンピョンは韓国女優とテニスが出来ると浮かれていた。
結局、順番の読みが出来ないミナは、すれ違ったままマイコと打つ事はなかった。
一日の練習が終わって、その夜はコート横でバーベキューをするのである。
このバーベキューで欠かせないのが、韓国直送のキムチなのである。
「さあ、今回もミナさんがキムチを持ってきてくれました」
加藤さんが、そう言ってお皿に盛りつけたキムチを並べた。
一番に手をつけたのは・・・・そう、ツ・ダンピョンだった。
あっという間に、お肉よりも早くキムチがなくなるのだ。
皆は、韓国女優が韓国から持ってくるキムチが大好きなのである。
マイコは、初めて食べるキムチに驚いていた。
「こんな美味しいキムチ初めて❤」 メグミもこのキムチを食べたくて合宿に参加しているのだ。
ミナは満足そうに、カラにになったお皿を眺めていた。(今回もちょうどイイ漬け具合だわ・・・)
心でそう思っていた時、隣で「今回のキムチはいまいちやな・・・」
お調子者のリョウだった。
・・・・ミナは、ぐっとこらえた。
「私の漬けたキムチにケチをつけるなんて・・!」
韓国で女優をしているはずのミナは、実はキムチを漬けに行っているのである。
「メグちゃん、どう?このキムチ」
ミナはどうにかマイコに近づきたくて、話しかけたのである。
・・・・・・・・・・・
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