とあるインドアテニスコートだった。
ナルゴリこと畑山亮介(ハタケヤマ・リョウスケ)と最初に会ったのは。
いけすかねー野郎だ・・・。
東海学生チャンプだか何だか知らねーが所詮フェデラーには勝てんくせに。
何だかよく分らん 団体戦だった。
俺は そのいけすかねー野郎とダブルスを戦うことになった。
まるでやる気など無いかのように
まるで俺達など眼中に無いかのように
イケスカネー・リョウスケはゆったりと
とても ゆったりとサーブのモーションに入った。
ドスン!・・・・・・?・・・。
速い!!・・?・・わけがない。
あのチンチクリンな身体で、そんなに速いサーブが打てるわけがない。
ドスン!!・・・・いやっ速い!!
・・確かに速い・・。
俺のバックサイドにそのチンチクリンビックサーブが駆け抜けていく。
俺は、なんとか、ラケットを合わせた。
しかし、そのレシーブはネットを越えなかった・・。
チンチクリンビックサーブが凄いんじゃない!
ナルゴリ・イケスカネー・リョウスケが凄いんじゃない!
俺は、そう思った。 いや、そう思いたかった。
そして、俺は考えた。 必死に考えた。
このレシーブが返らぬわけを・・。
そして、分かった。
シングルバックのグリップチェンジが間に合わぬ。
シングルバックのグリップチェンジがめんどくせー!!
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